光加熱・熱風加熱ヒーター製造・販売 有限会社フィンテック

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  • 電子部品業界におけるヒーター用途事例

電子部品業界での利用シーンについて

加熱対象や領域が小さく、熱に弱い部品の破損や加熱による基板のソリなどさまざまなリスクとつねに直面している──それが、電子部品業界の生産現場。こうしたデリケートな問題を回避しながら、いかに高い作業効率や高品質を実現できるか?その鍵を握っているのがフィンテックの高温加熱ヒーターです。

はんだ付け工程の予備加熱

はんだの"のり"を改善し、ビットを長寿命に

鉛フリーのはんだは、旧来の共晶はんだと比べて融点が高く、はんだ付けの最適温度も上がります。当然、融点に合わせてビット(こて先)の温度も高く設定する必要がありますが、高温化するほどビットの消耗、劣化は進みます。小型熱風ヒーターで局所的に予備加熱をすれば、はんだごての適正温度を下げることができ、ビットの交換周期を伸ばすことも可能。さらに、はんだの"のり品質"の向上も図れます。

巻線機でのコイル熱蒸着、はんだ予備加熱

局所加熱で作業を大幅に効率化

コンパクトサイズで、しかも加熱対象の直近から熱風を吹き付けることのできる小型熱風ヒーターなら、海外製の大型熱風機にはない効率的な局所加熱が可能。たとえば、チップインダクターなどのコイルを効率的に加熱して熱融着させるといった工程も小型熱風ヒーターが適しています。

紙エンボステープのケバ取り

焼き切りと吹き飛ばしを同時に、ピンポイントで

熱と風を発生させる小型熱風ヒーターなら、チップ部品用のペーパーエンボステープやスプロケットの穴周りに生じたケバなどをスポット熱風で焼き切り、そのまま吹き飛ばすといった2段階の工程を1台でまかなえます。高効率で高耐圧、しかも小型で省スペース性に優れる上、低コストで導入が図れるなどの利点も魅力です。

真空環境下、ガラス越しの加熱

光加熱方式が威力を発揮

真空炉内の対象物を加熱するケースでは、ガラス越し(ビューポート越し)からでも加熱可能なハロゲンランプヒーターが威力を発揮します。しかも、炉内に熱源を置かずに済むので、炉の設計や設置、メインテナンスがよりシンプルになり、コスト面でも有利。なお、ビューポートの面積を大きく取れない場合はスポットタイプを推奨します。

小型電子部品のスポットリフロー

理想のスポットリフローを実現

独立したリフロー炉を設けなくても、小型熱風ヒーターをボンディングマシンや次工程の装置にリフローユニットとして組み込むことで(インライン化)、省スペースやはんだの仕上がり品質向上が期待できます。また、導入コストも低廉なため追加購入も容易。生産量に応じた稼働など柔軟な運用も可能です。さらに、N2(窒素)など還元ガスの使用量も抑えることができます。

実装基盤の部分はんだ付け

微小スポット加熱で瞬時にはんだ付け

非接触でごく小さな領域を瞬時に加熱できるハロゲンスポットヒーターなら、実装後の基板でも周辺部品を温めることなく、安全にはんだ付けが行えます。これにより熱に弱い部品の破損や過熱による基板のソリなど、鉛フリーはんだ時代特有のリスクを回避。また、はんだごてとは異なり、非接触加熱なのでロボットのストロークも不要。タクトアップに貢献します。

部分はんだ付け工程の予備加熱

N2の熱風ではんだのりを改善

はんだ付け工程で問題となる酸素を除去し、酸化防止とともにブリッジ抑制を図るには、小型熱風ヒーターから加熱したN2を基板上のはんだ箇所に直接吹き付けることで解決できます。これにより、N2を直接加熱することで雰囲気を置換する従来の方式に比べ、N2自体の使用量も格段に削減できます。

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